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マンションの防水工事とは?雨漏り対策と工事の種類を分かりやすく解説

2025.04.22 お役立ちブログ

マンションの屋上は、常に雨風や紫外線に晒され、建物の老朽化に大きく影響する重要な部分です。
雨漏りなどのトラブルは、居住者の生活に深刻な支障をきたすだけでなく、建物の構造自体にダメージを与え、大規模な修繕が必要になる可能性も秘めています。
適切なメンテナンスによって、建物の寿命を延ばし、安全で快適な居住空間を維持することは、マンションオーナーにとって大きな課題と言えるでしょう。
そこで、マンション屋上防水工事について、その必要性から具体的な工事方法、費用、手順までを分かりやすくご紹介します。
安心してマンション管理に取り組めるよう、今回が皆様のお役に立てれば幸いです。

マンション屋上防水工事の必要性

老朽化による雨漏りのリスク

マンションの屋上は、平らな屋根(陸屋根)であることが多く、雨水が溜まりやすく、防水層の劣化によって雨漏りが発生しやすくなります。
雨漏りは、天井や壁にシミやカビを生じさせ、居住者の健康被害や生活空間の悪化につながるだけでなく、建物の構造材を腐食させ、建物の寿命を縮める大きな原因となります。
初期の雨漏りは小さな穴から始まることも多く、放置すると被害が拡大し、修繕費用が大幅に増加する可能性があります。
そのため、早期発見と適切な対応が重要です。

建物の寿命と防水工事の関係

防水層は、建物を雨や風、紫外線から保護する重要な役割を担っています。
防水層が劣化すると、雨水が建物の内部に浸入し、鉄筋の腐食やコンクリートのひび割れなどを引き起こします。
これらは建物の構造強度を低下させ、地震などの災害に対する耐性を弱めることにつながります。
定期的な防水工事によって防水層を良好な状態に保つことで、建物の寿命を延ばし、安全性を確保することができます。
また、建物の資産価値を維持・向上させる上でも、重要な役割を果たします。

修繕積立金と防水工事費用

マンションの修繕積立金は、建物の維持管理に必要な費用を積み立てておくためのものです。
防水工事は、修繕積立金を使用する主な項目の一つであり、計画的な修繕積立金の運用によって、予想外の費用負担を回避することができます。
修繕計画を事前に立て、積立金の額や運用方法を適切に見直すことで、防水工事の費用を余裕をもって確保することが重要です。
また、修繕積立金の不足による工事の遅延は、雨漏り被害の拡大など、より大きな損失につながる可能性があります。

マンション防水工事の種類と特徴

ウレタン防水の特徴とメリット

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。
複雑な形状の屋上にも対応でき、継ぎ目がないため、雨水の浸入を防ぎやすいというメリットがあります。
また、施工が比較的容易で、工期が短いことも特徴です。
しかし、紫外線に弱いため、定期的なメンテナンス(トップコートの塗り替え)が必要になります。
費用は、他の工法と比較して比較的安価なことが多いです。

FRP防水の特徴とメリット

FRP防水は、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)を用いた防水工法です。
軽量で強度が高く、耐久性にも優れているため、高層マンションなどにも適しています。
また、施工が迅速で、工期が短いこともメリットです。
しかし、費用はウレタン防水よりも高価になる傾向があります。
さらに、衝撃や伸縮によるひび割れに弱いというデメリットも考慮する必要があります。

シート防水の特徴とメリット

シート防水は、ゴムや塩化ビニールなどの防水シートを貼り付ける工法です。
耐久性が高く、長期間にわたって防水効果を維持できるというメリットがあります。
また、施工が比較的容易で、工期が短いことも特徴です。
しかし、複雑な形状の屋上には適さない場合があり、シートの継ぎ目からの雨漏りのリスクも考慮する必要があります。
費用は、ウレタン防水とFRP防水の中間程度です。

アスファルト防水の特徴とメリット

アスファルト防水は、アスファルトを主成分とした防水シートを貼り付ける工法です。
古くから使用されている信頼性の高い工法で、耐久性が高いことが特徴です。
しかし、施工に高温のアスファルトを使用するため、作業環境の確保や近隣への配慮が必要になります。
また、他の工法と比較して工期が長く、費用も高価になる傾向があります。
近年は、環境への配慮から、常温工法なども普及しつつあります。

マンション屋上防水工事の費用

工事費用に影響する要素

マンション屋上防水工事の費用は、建物の規模、防水工法の種類、劣化状況、付帯工事の有無など、様々な要素によって変動します。
例えば、建物の面積が大きいほど、費用は高くなります。
また、アスファルト防水のように耐久性の高い工法を選択した場合、初期費用は高くなりますが、長期的なコストパフォーマンスは向上する可能性があります。
既存の防水層の劣化が激しい場合、下地処理に多くの費用が必要となることもあります。
さらに、ドレンなどの付帯部分の修繕が必要な場合、追加費用が発生します。

費用相場と見積りのポイント

各防水工法の費用相場は、㎡あたり数千円〜数万円と幅があります。
正確な費用は、専門会社による現地調査と見積もりが必要です。
見積もりを依頼する際には、工事内容の詳細、使用する資材の種類、保証期間などを確認しましょう。
また、見積書に記載されている項目を丁寧に確認し、不明な点は業者に質問することが大切です。

修繕積立金の活用方法

修繕積立金は、防水工事費用を賄うための重要な財源です。
修繕計画を事前に立て、積立金の状況を把握し、防水工事の費用を確保しておきましょう。
修繕積立金の不足分は、臨時徴収や借入によって対応する必要がありますが、臨時徴収は居住者の負担増につながるため、計画的な積立金の運用が不可欠です。
また、修繕計画に沿って、定期的に積立金の状況を確認し、必要に応じて見直しを行うことで、将来的な費用負担を軽減することができます。

マンション屋上防水工事の手順と流れ

調査と診断

まず、専門会社に屋上の状態を調査してもらいましょう。
劣化状況、ひび割れや膨れ、雨漏りの有無などを詳細に調べてもらうことで、適切な防水工法や必要な修繕内容を判断できます。
調査結果に基づいて、最適な工事計画が作成されます。
この段階で、問題点やリスク、そして解決策について専門家と十分に話し合うことが重要です。

工事計画と見積もり

調査結果に基づいて、工事計画が作成されます。
工事内容、使用する資材、工期、費用などが詳細に記載された見積書が提出されます。
見積書の内容を丁寧に確認し、不明な点は施工会社に質問しましょう。
この段階で、工事期間中の生活への影響についても確認しておきましょう。

施工と完了検査

工事計画と見積書に合意したら、いよいよ施工が始まります。
工事中は、近隣への配慮や安全管理について、施工会社と十分なコミュニケーションを取りましょう。
工事完了後には、完了検査を行い、工事内容が計画通りに実施されているか、そして問題がないかを確認します。
検査の結果、問題があれば施工会社に修正を依頼しましょう。
完了検査後、必要に応じて保証書を受け取りましょう。

まとめ

マンション屋上防水工事は、雨漏り被害の防止や建物の寿命を延ばすために不可欠な工事です。
ウレタン、FRP、シート、アスファルト防水など、様々な工法があり、建物の状況や予算に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
計画的な修繕積立金の運用と、専門会社との綿密なコミュニケーションによって、安心して防水工事を進めることができます。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、建物の長寿命化と資産価値の維持に貢献しましょう。

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