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コンクリート基礎の水漏れ・原因と解決策を探る!

2025.01.07 お役立ちブログ

コンクリート基礎から水漏れしている…そんな状況は、家にとって深刻な問題です。
気づかないうちに基礎が劣化し、建物の寿命を縮める可能性も。
放置すると、修繕費用も高額になる可能性があります。
今回は、コンクリート基礎の水漏れに関する原因と、効果的な解決策を分かりやすく解説します。
専門用語は避け、一般の方にも理解しやすいよう心がけていますので、ご安心ください。
まずは、水漏れが発生するメカニズムから見ていきましょう。

コンクリート基礎の水漏れ発生メカニズムを解明する

水漏れの原因となるコンクリートの弱点

コンクリートは、一見すると堅牢な素材ですが、実は水に対して完璧に無敵ではありません。
主な弱点は、以下の通りです。

1: ひび割れ

コンクリートは、乾燥収縮や地震、地盤の沈下などによってひび割れが生じることがあります。
このひび割れは、目に見える大きなものから、肉眼では確認できないような微細なものまで様々です。
微細なひび割れでも、長期間にわたって水分の浸入を許してしまう可能性があります。

2: 打ち継ぎ目

基礎工事では、一度に大量のコンクリートを打設することが難しいため、複数回に分けてコンクリートを打設することがあります。
この継ぎ目の部分には、施工不良などにより隙間が生じやすく、そこから水が浸入するリスクが高まります。

3: シーリング材の劣化

基礎と他の部材(例えば、配管など)の接合部分には、シーリング材が使用されます。
しかし、経年劣化によってシーリング材が硬化したり、ひび割れたりすると、防水性が低下し、水漏れを引き起こす可能性があります。

4: コンクリートの空隙

コンクリート内部には、小さな空隙(隙間)が存在することがあります。
これらの空隙は、コンクリートの混合不良や施工不良によって生じ、水が浸入する経路となります。

水の浸入経路と浸水リスク

水は、コンクリートの弱点を通って基礎内部に浸入します。
浸入経路は様々で、以下の場所が特にリスクが高いです。

1: 外壁と基礎の接合部

外壁と基礎の接合部は、水分の浸入リスクが高い場所です。
シーリング材の劣化やひび割れによって、水が浸入しやすくなります。

2: 配管の貫通部

配管が基礎を貫通する部分も、水漏れのリスクが高い場所です。
配管周りのシーリングが不完全な場合、そこから水が浸入する可能性があります。

3: 地盤からの浸水

地盤の水分が多い場合、地下水位が高い場合、あるいは地盤の透水性が高い場合などは、基礎から水が浸入する可能性があります。
特に、粘土質の土壌は透水性が低いため、地下水位の上昇により水圧がかかりやすく、基礎への浸水リスクが高まります。

4: 床下からの浸水

床下で水漏れが発生した場合、その水が基礎にまで達し、水漏れを引き起こす可能性があります。
給排水管の破損や、雨水の浸入などが原因として考えられます。

コンクリート基礎の水漏れ原因を特定するステップ

目視による初期調査と注意点

まずは、ご自身で基礎の状況を確認してみましょう。
目視で確認できるひび割れや、湿った箇所などがあれば、水漏れの原因特定の手がかりとなります。
しかし、目視調査だけでは、全ての原因を特定することは難しいです。
特に、微細なひび割れや、コンクリート内部の劣化などは、目視では確認できません。

調査にあたっては、以下の点に注意しましょう。

1: 安全第一

基礎の調査は、危険を伴う可能性があります。
高所での作業や、不安定な場所での作業は避け、安全に配慮して行いましょう。
必要に応じて、専門業者に依頼することを検討してください。

2: 詳細な記録

調査の結果は、写真やメモなどで詳細に記録しておきましょう。
記録があれば、専門業者への相談や、今後の対応に役立ちます。

3: 複数箇所からの浸水

水漏れは、一箇所からだけ起こるわけではありません。
複数の箇所から水が浸入している可能性も考慮し、注意深く観察しましょう。

専門家による精密調査の必要性

目視調査だけでは原因が特定できない場合、専門業者に精密調査を依頼しましょう。
専門業者は、様々な調査機器や技術を用いて、水漏れの原因を特定します。

1: 散水試験

水を散布して、水の浸入経路を特定する試験です。

2: 発光液調査

特殊な蛍光物質を含む液体を注入し、紫外線ライトで漏水箇所を特定する試験です。

3: 内視鏡検査

カメラ付きの細い管を、ひび割れや配管内部に挿入して内部の状態を確認する検査です。

4: 非破壊検査

コンクリート内部の劣化状況を、コンクリートを破壊することなく検査する手法です。

コンクリート基礎の水漏れに対する効果的な解決策

原因別の適切な補修方法

水漏れの原因によって、適切な補修方法が異なります。

1: ひび割れ

ひび割れの大きさや深さによって、注入工法や、Uカット工法などの様々な補修方法があります。
注入工法では、ひび割れに樹脂を注入して充填し、Uカット工法では、ひび割れた部分をV字型に切り取って、新しいコンクリートで充填します。

2: 打ち継ぎ目

打ち継ぎ目からの水漏れは、シーリング材の打ち直しや、新しい防水層の施工が必要となる場合があります。

3: シーリング材の劣化

劣化しているシーリング材は、撤去して新しいシーリング材で打ち直す必要があります。

4: コンクリートの空隙

コンクリート内部の空隙は、エポキシ樹脂などの注入材を注入することで充填できます。

予防策としての定期点検とメンテナンス

水漏れの予防には、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

1: 外壁の点検

外壁にひび割れや、劣化がないか定期的に点検しましょう。

2: シーリング材の点検

シーリング材の劣化状況をチェックし、必要に応じて打ち替えを行いましょう。

3: 排水溝の点検

排水溝が詰まっていないか、定期的に確認しましょう。
詰まっていると、水が基礎に浸入する可能性があります。

4: 床下の点検

床下にも定期的に点検を行い、湿気や、水漏れがないか確認しましょう。

5: 専門業者への定期点検

専門業者に依頼して、定期的に点検してもらうことも有効です。
専門業者は、目視では確認できないような細かな劣化なども発見し、適切なアドバイスをしてくれます。

コンクリート基礎の水漏れ放置によるリスクと費用

放置による建物への悪影響

コンクリート基礎の水漏れを放置すると、建物の様々な部分に悪影響を及ぼします。

1: 鉄筋の腐食

水によって鉄筋が腐食し、コンクリートの強度が低下します。
最悪の場合、基礎が崩壊する可能性もあります。

2: コンクリートの劣化

水分によってコンクリートが劣化し、ひび割れなどが拡大します。

3: 木材の腐朽

基礎の水漏れによって、床下や柱などの木材が腐朽する可能性があります。

4: カビの発生

湿気がこもりやすくなり、カビが発生しやすくなります。
健康被害にもつながる可能性があります。

5:シロアリ被害

湿気が多い環境は、シロアリの繁殖に適しています。
シロアリ被害によって建物の構造が損なわれる可能性があります。

修理費用と早急な対応の重要性

水漏れの修理費用は、原因や被害の程度によって大きく異なります。
早期に発見して対応すれば、比較的安価に済むことが多いですが、放置すると被害が拡大し、修理費用が高額になる可能性があります。
また、放置することで、建物の寿命が縮まり、取り返しのつかない事態になる可能性もあります。

まとめ

コンクリート基礎からの水漏れは、放置すると建物に深刻な被害をもたらす可能性があります。
早期発見と適切な対処が重要です。
今回ご紹介した原因と解決策を参考に、ご自身の家の基礎の状態をチェックし、必要に応じて専門業者に相談することをおすすめします。
水漏れに関する不安や疑問があれば、株式会社DOORの防水サイトをご確認ください。
専門家のアドバイスを受けることで、安心安全な住まいを長く保つことができるでしょう。
水漏れは、小さなサインを見逃さないことが大切です。
定期的な点検とメンテナンスで、建物の健康を守りましょう。
早期発見、早期対応が、費用を抑え、建物を守る近道です。

株式会社DOOR(阪神防水センター)では、防水工事の専門知識と豊富な経験を活かし、建物を守るための最適な防水技術を提供しています。
私たちの施工は、確かな技術と高品質を保証し、お客様に長期的な安心を提供します。
水漏れや基礎の問題でお悩みの方には、ぜひ一度ご相談いただき、安心してお任せください。
どんな小さなご相談でも、誠実に対応させていただきます。


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