お役立ちブログ

COLUMN

屋上防水の耐用年数は?種類別解説と劣化による建物の影響、長持ちさせる方法

2024.12.14 お役立ちブログ

屋上は、建物にとって重要な役割を担っています。
雨風から建物を守るだけでなく、快適な生活空間を提供する上でも欠かせない存在です。

しかし、屋上は常に厳しい環境に晒されており、時間の経過とともに劣化が進んでいきます。
特に防水層は、建物の寿命を左右する重要な要素であり、適切な管理とメンテナンスが求められます。

今回は、屋上防水の耐用年数について、種類別の解説や劣化による建物の影響、そして長持ちさせる方法まで解説していきます。
マンションやビルのオーナー、管理組合の担当者、改修工事の検討をしている方など、屋上防水の耐用年数や劣化による影響について知りたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

屋上防水の耐用年数は?種類別解説

屋上防水の耐用年数は、使用する素材や施工方法によって大きく異なります。
ここでは、代表的な3種類の屋上防水について、それぞれの耐用年数と特徴を詳しく解説していきます。

1: シート防水

シート防水は、ゴムや塩化ビニールなどのシートを接着剤で貼り付ける防水工法です。
施工が容易で工期が短く済むことから、多くの建物で採用されています。
しかし、シートの耐久性には限界があり、経年劣化によって防水性能が低下していく傾向にあります。
シート防水の耐用年数は、一般的に10~15年程度とされています。

2: アスファルト防水

アスファルト防水は、アスファルトを浸透させたシートを貼り、その上にコンクリートで抑える工法です。
シート防水に比べて厚みがあり、耐久性も高いのが特徴です。
そのため、長寿命な防水層を形成することができます。
アスファルト防水の耐用年数は、一般的に15~30年程度とされています。

3: ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。
柔軟性に優れており、複雑な形状の屋根にも対応できることから、近年人気が高まっています。
しかし、紫外線や熱の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが必要となります。
ウレタン防水の耐用年数は、一般的に8~10年程度とされています。

屋上防水と建物の劣化の関係

屋上防水の劣化は、建物の構造躯体に悪影響を及ぼす可能性があります。
雨水が防水層を突き破って建物の内部に浸入すると、鉄筋の腐食やコンクリートのひび割れを引き起こし、建物の強度を著しく低下させてしまうのです。

1: 雨水による鉄筋の腐食

鉄筋はコンクリートの中に埋め込まれており、コンクリートの保護によって錆びから守られています。
しかし、防水層が劣化して雨水が浸入すると、鉄筋が錆び始めます。
錆びると鉄筋は膨張し、コンクリートにひび割れを生じさせます。
さらに、鉄筋の断面積が減少し、建物の強度が低下していきます。

2: 雨水によるコンクリートのひび割れ

コンクリートは、水分を含むと膨張し、乾燥すると収縮します。
この膨張と収縮を繰り返すことで、コンクリートにひび割れが発生する可能性があります。
防水層が劣化して雨水が浸入すると、コンクリート内部の水分量が変化しやすくなり、ひび割れが発生しやすくなるのです。
ひび割れは、鉄筋の腐食を促進するだけでなく、建物の美観を損なう原因にもなります。

3: ルーフドレンの目詰まり

ルーフドレンは、屋上に降った雨水を排水するための重要な設備です。
しかし、落ち葉やゴミなどが溜まってルーフドレンが詰まってしまうと、雨水が排水されずに屋上に溜まってしまいます。
溜まった雨水は防水層に負担をかけ、劣化を促進させるだけでなく、建物内部に浸水する原因にもなります。

4: パラペットのひび割れ

パラペットは、屋上の縁を囲む壁で、雨水が建物内部に浸入するのを防ぐ役割をしています。
しかし、経年劣化によってパラペットにひび割れが発生すると、雨水が浸入しやすくなります。
パラペットのひび割れは、防水層の劣化だけでなく、建物の美観を損なう原因にもなります。

屋上防水工事の種類と費用相場

屋上防水工事には、様々な種類があり、それぞれのメリットとデメリットがあります。
建物の構造や用途、予算などを考慮して最適な工法を選択することが重要です。

1: FRP防水

FRP防水は、繊維強化プラスチックを用いた防水工法です。
軽量で強度が高く、複雑な形状の屋根にも対応できることから、近年注目されています。
また、耐候性にも優れており、長寿命な防水層を形成することができます。
FRP防水の費用相場は、1平方メートルあたり6,500~10,000円程度です。

2: ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する工法です。
柔軟性に優れており、既存の防水層の上に重ね塗りすることも可能です。
また、施工が容易で、工期が短く済むのもメリットです。
ウレタン防水の費用相場は、1平方メートルあたり6,500~12,000円程度です。

3: シート防水

シート防水は、ゴムや塩化ビニールなどのシートを接着剤で貼り付ける防水工法です。
施工が容易で、工期が短く済むことから、多くの建物で採用されています。
しかし、シートの耐久性には限界があり、経年劣化によって防水性能が低下していく傾向にあります。
シート防水の費用相場は、1平方メートルあたり8,000~15,000円程度です。

4: アスファルト防水

アスファルト防水は、アスファルトを浸透させたシートを貼り、その上にコンクリートで抑える工法です。
シート防水に比べて厚みがあり、耐久性も高いのが特徴です。
そのため、長寿命な防水層を形成することができます。
アスファルト防水の費用相場は、1平方メートルあたり11,000~22,000円程度です。

屋上防水の機能を長持ちさせる方法

屋上防水の機能を長持ちさせるためには、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
劣化症状を早期に発見し、適切な修繕を行うことで、防水層の寿命を延ばすことができます。

1: 定期的な点検

屋上防水の劣化は、目視では分かりにくい場合があります。
そのため、定期的に専門業者による点検を実施することが重要です。
点検では、防水層の表面状態やひび割れ、剥がれ、膨れなど、劣化症状を細かくチェックします。

2: 適切な修繕

点検で劣化症状が見つかった場合は、早急に修繕を行う必要があります。
放置すると、劣化が進行し、最終的には雨漏りなどの大きな問題に繋がります。
修繕方法としては、ひび割れの補修、剥がれの補修、防水層の重ね塗りなどがあります。

3: トップコートの塗り替え

ウレタン防水やFRP防水などの塗膜防水は、紫外線や熱の影響を受けやすく、経年劣化によって防水性能が低下していきます。
そのため、定期的にトップコートの塗り替えを行うことが重要です。
トップコートを塗り替えることで、防水層の表面を保護し、劣化を抑制することができます。

4: 排水溝の清掃

排水溝は、屋上に降った雨水を排水するための重要な設備です。
しかし、落ち葉やゴミなどが溜まって排水溝が詰まってしまうと、雨水が排水されずに屋上に溜まってしまいます。
溜まった雨水は防水層に負担をかけ、劣化を促進させるだけでなく、建物内部に浸水する原因にもなります。
定期的に排水溝を清掃し、詰まりを防ぐことが重要です。

まとめ

屋上防水は、建物の寿命を左右する重要な要素であり、適切な管理とメンテナンスが求められます。
屋上防水の種類によって耐用年数は異なり、それぞれの特性を理解した上で、最適な工法を選択することが重要です。

また、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、防水層の寿命を延ばすことができ、建物の資産価値を維持することができます。
屋上防水の劣化は、建物の構造躯体に悪影響を及ぼすだけでなく、雨漏りなどの大きな問題に繋がることがあります。
そのため、屋上防水の状態を常に把握し、適切な対策を講じるように心がけましょう。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

マンション、ビルの屋上防水なら阪神防水センターにお任せ下さい!

阪神防水センターはビルやマンションの防水工事に特化した専門企業です。
お客様の大切な建物をしっかりと守るために、最適な防水工法をご提案いたします。
大阪・神戸を中心に関西エリアでの防水工事をお考えでしたらまずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせは、お電話またはメールにて承ります!

相談無料・診断無料・見積もり無料
お電話の場合はこちら:0120-69-1670
メールの場合はこちら:お問合せ専用フォーム
屋上の無料診断はこちら:無料診断依頼用フォーム
料金表についてはこちら:工事メニュー別の料金ページ
施工事例も定期的に更新しておりますのでぜひご覧ください!

お電話でのお問い合わせはこちらから!

お気軽にお電話ください

0120-69-1670 【電話受付】9:00~18:00 土曜日・日曜日・祝日定休

お気軽にお電話ください

0120-69-1670 【電話受付】9:00~18:00 土曜日・日曜日・祝日定休

防水工事専門店 阪神防水センター 施工エリア

神戸市 / 姫路市 / 尼崎市 / 明石市 / 西宮市 / 洲本市 / 芦屋市 / 伊丹市 / 相生市 / 豊岡市 / 加古川市 / 赤穂市 / 西脇市 / 宝塚市 / 三木市 / 高砂市 / 川西市 / 小野市 / 三田市 / 加西市 / 丹波篠山市 / 養父市 / 丹波市 / 南あわじ市 / 朝来市 / 淡路市 / 宍粟市 / 加東市 / たつの市

お気軽に
お電話ください!

0120-69-1670

【電話受付】9:00~18:00
土曜日・日曜日・祝日定休

メールフォーム

お気軽にご連絡ください